札幌と言う街は大好きだが、国内の他の都市を見るとこんなに違う、という視界を開く書。北海道の人(特に札幌)は視界が開けて無い事が多くて・・・(、と2004年夏に書いたら、ファイターズはバブル気味ながらも着々と札幌に定着。どんどん北海道・札幌と言うフィルターを通して全国のいろんな街を見て下さい>札幌のみなさん)
野球を愛する「札幌人」の著者が、「常識的」で「大人しい」(つまりはいつも割りを食っている)札幌人に対して「したたかであれ」と「変革」を呼びかける書である。斯く言う私も札幌を「第二の故郷」とする人間だが、成程と思う部分はあるものの、そこまで札幌人がお人好しかについては首肯出来ない。唯、「星5つ」とした所以は、「お人好し」の地故、顧客の「いちゃもん」が甘く、プロ野球移転にふさわしいような「サービス体制や精神」が育っていないという著者の「一番言いたいこと」には大いに賛同出来るからである。自然も人柄も街並も素晴らしい「札幌」だが、「産業」については乏しい。日ハム移転を機に、「サービス精神」の街として新しい出発をして、新しい産業を編み出して欲しいと思う。その為の「応援歌」として、一読にふさわしい書である。とはいえ、これを読み過ぎて世知辛くなって、「あずましくない(居心地の良くない)」札幌にだけはならないで欲しいと、強く念願する私ではあるのだが・・・・