2008年2月27日水曜日

ラブ ギャラリー

ギャラリーフェイク美術館

平凡な美術書。ギャラリーフェイクの名を付けるなら、もっと美術品がらみのゴシップをたくさん集めるべきではないだろうか。美術館なら、収蔵庫や学芸員の生活、仕事内容などの裏を解説してもよいだろう。この本は、単なる平凡な美術書。よくある感じ。というか、ギャラリーフェイクの絵を挿絵に使っただけ。ギャラリーフェイクのブランドで売ろうとしているだけ。ただし、普通のよくある美術書としては、そこそこのでき。悪くない。

「ギャラリーフェイク」の作中に出てきた名画の紹介と考察、それが収められた美術館の案内で構成されている。テーマリサーチという美術の裏エピソードのコラムもあり、なかなかマニアック。美術のうんちく本として読むのには面白いだろう。しかしファンブックでは決してないし、プロフェッサーフジタの語り口で書かれているわけでもないので「ギャラリーフェイク」という言葉がタイトルについているから、という理由で購入すると多少肩透かしを食らうと思う。作品のファンとしての採点でこの星の数とした。ヨーロッパに美術館めぐり、という計画のある方にはよさそう。

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